男性不妊の現状

妊娠は女性だけの問題ではございません。夫婦・男女の力が必要です。実際にWHOの発表において、不妊原因の24%は男性にあり、24%は男女両方の問題とされております。約50%の不妊に男性に問題があるということです。ご妊娠に至れないのは女性だけの問題ではなく夫婦の問題であるといえます。
西洋医学的に男性不妊を分類すると、造精機能障害(精子を作る機能)、精路通過障害(精子の通り道の問題)、性機能障害(性交障害)、精子機能障害(作られた精子の問題)に分類されます。

精子の役割

妊娠するためには、受精、分割、ハッチング、着床といった段階を経ることが必要となります。
まず精子は卵管まで正常に射精され、受精場所の卵管まで到達することが大事です。そのためには、十分な精液量(2mL以上)・精子の数(4千万以上)、運動率(50%以上)が大事になります。
そして、卵子の中へ侵入し受精します。受精するにあたっては先体反応といわれ精子含有の酵素により、卵子の透明帯を通過します。精子の質が良くないと受精率の低下につながります。
無事に受精できた後、受精卵は分割を繰り返して受精してから約7日後に着床します。分割のスタートには精子の中心体の働きが必要とされます。その為にも精子の質が求められます。
また、自然妊娠を望まれる場合、夫婦生活が問題なく行えることも大切です。

漢方の体質分類の一例

①腎陽虚

インポテンツ、早漏、乏精子症、運動率低下、死滅精子数が多い、性欲低下、冷え性、腰痛などの方に多い

②気滞血瘀

精索静脈瘤、精管のつまり、不射精、インポテンツ、閉塞性無精子症、ストレスが多い、肩こり、不眠などの方に多い

③痰湿

性欲低下、インポテンツ、陰茎のしこり、運動率低下、奇形率の増加、精液不液化、慢性前立腺炎、血精症、膿精症の方に多い

これはほんの一例です。まだまだ漢方的な原因はたくさんありますし、色々な体質を併せ持っている場合も多くあります。一般的に精子が作られるまで約3か月が必要とされています。ご心配な方はご連絡ください。また、ご主人様のご体調や精子状態が心配な奥様からのご相談もお気軽にどうぞ。